中国粉ミルク市場から撤退した明治、牛乳・ヨーグルトの販売を発表 (3)

　ニュージーランドの粉ミルクブランド「Green　Zoo」は14日、低価格製品で中国大陸市場に進出することを発表した。同社は中国大陸部でベビー・マタニティ用品のチェーン店を選択し、全国数百店で販売を実施する予定だ。ニュージーランド直輸入の商品として、同社のミルクの生産・包装・製品化はニュージーランド国内で行われる。

　◆今後の市場の動向は？

　王氏は、「動きの乏しい市場と政策の調整により、外国産粉ミルクは今年、中国大陸市場で困難な経営を強いられている。しかしこれは、各社の中国大陸市場に対する意欲を止められない。将来的に外資系ブランドの進出の審査がより厳しくなることが予想されるため、一部のブランドは一分一秒を争い中国大陸市場への進出を急ぐ可能性がある」と指摘した。

　王氏は、「紆余曲折を強いられるが、前途は明るい。大きな理由がなければ、外資系ブランドは進出後、撤退を軽々しく口にすることはない。明治がその良い例だ。1990年代に進出した多くの外資系ブランドは、現地市場に適応できなかった。そのうち徹底的な撤退を選択した企業は、今や激しく後悔しているはずだ。ミード・ジョンソン、ネスレ、アボット、Dumex、ワイスなど残り続けた企業は、今や経営良好となっている」と述べた。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年11月18日