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中国の高速鉄道、タイ進出図る ライバルは新幹線 (3)

 北京理工大学の崔新生教授によると、タイは高速鉄道の投資を完全に自国でまかなうことはできない。一方、中国には短期的なコスト回収の必要性はない。「日本や欧州と比べると、これは大きな優勢と言えます」。事実、コストは一貫して中国の巨大な強みとなってきた。

 ▽高まる海外進出のチャンス

 中国の高速鉄道技術のタイへの輸出は、東南アジア諸国の一体化の進展における中国の市場チャンスを切り開くものとも見られている。中国の高速鉄道の国際化にとっては一里塚となり、高速鉄道の輸出によってもたらされるインフラ需要や労務需要も少なくない。さらに東南アジアの相互交通の進展は、資源の獲得や貨物の輸出、東南アジア諸国との経済関係強化に対しても戦略的な意義を持っている。

 ある専門家は、今回の結果はどうあれ、高速鉄道が中国外交に果たす重要な役割を見逃してはならないと指摘する。また中国が持っている高速鉄道の強みも、中国企業の海外進出戦略にさらに役割を発揮するべきだという。

 中国企業の海外展開において、中国の高速鉄道は、タイだけではなく世界的なチャンスを迎えている。米国では今後6年で530億ドルを投じて高速鉄道を建設する計画があり、英国では300億ポンドを投じて335マイルのY字型高速鉄道ネットワークを建設する計画がある。さらにパキスタンやイランなども高速鉄道プロジェクトをさかんに計画している。これらすべてが中国の高速鉄道のチャンスとなりうる。(編集MA)

 「人民網日本語版」2013年11月20日

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