トヨタが中国市場を放棄? 釣魚島問題で売上半減
今年、自動車販売台数の世界一を奪還した日本のトヨタ自動車だが、中国市場での販売台数減少を受けて、意欲満々の計画を変更せざるを得なくなるものと予想される。外電の報じたところによると、トヨタは10月に中国での生産を暫定的に停止する計画だというが、トヨタは7日に「第一財経日報」の取材に応える中で、これはまったくのデマだと述べた。
ある業界関係者によると、中国市場を軽々しく放棄する自動車メーカーは一つもなく、世界最大のメーカーであるトヨタについてはいうまでもないという。中国市場を放棄すれば、どの自動車メーカーも再起不能に陥るという。
トヨタは中国での生産を停止しないが、市場ニーズを踏まえて生産ペースを調整することは計画している。
▽外交の危機で販売台数減少
トヨタが9月中旬から下旬にかけて一時的に生産を停止すると、同月27日にはある日本メディアが次のように報じた。トヨタは主要な部品サプライヤーに対し、10月はまるまる一カ月間、中国工場の稼働を停止すると通知した。原因は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題により、日本製品へのニーズに影響が出たことにある。
このメディアは、トヨタは日本国内で生産したすべての車両の中国市場への輸出を停止するとも報じた。また、トヨタが生産ラインをフィリピンなどの地域に移転させる可能性があるとのうわさも聞かれる。
「第一財経日報」が今月7日にトヨタの関係者に確かめたところ、こうした報道やうわさは全くのデマであるとの回答だった。