中国経済のモデルチェンジ 驚くべきチャンスを内包
経済成長率の鈍化、不動産バブルの膨張、地方財政危機の兆し、製造業のコスト増、継続が難しい人口ボーナス、外資実際利用額の減少といった問題が山積する中、中国は外資をひきつける魅力を今後も維持できるだろうか。新華社が伝えた。
改革開放から30数年、中国は経済の奇跡を実現したが、これには外資が重要な役割を果たした。
公式データによると、2011年の中国への外商直接投資は1160億ドルに達し、世界2位に浮上すると同時に、19年連続で発展途上国のうち首位となった。中国の金融業以外の業界による外資実際利用額は、2003-2011年に計7164億ドルに達し、年平均の増加率は9.2%に達した。
しかし今年1-8月、中国の外資実際利用額は前年同期比3.4%減の749億9400万ドルとなった。
このほど取材に応じた外資系企業の関係者は、「中国経済の変化は、外資系企業の投資に影響を与えている。しかし当社は中国における発展の先行き、実業投資の機会に対して自信を持っている」と語った。
海外投資家にとって、中国は「世界の工場」としてのこれまでの競争力を失いつつあるが、持続的な都市化・工業化・国際化の進展、および推進中の経済モデルチェンジ、科学技術革新により成長の潜在力が引き出され、中国は引き続き外資にとって最も重要な投資目的地でありつづけると見られる。