中国の「末日経済」 避難用バッグや乗船切符が人気 (2)
ある消費者は、「流行を利用した企業の販促は面白い。企業が商品と世界の末日を故意に結びつけているのは分かっている。実際に世界の末日が訪れるかはさておき、確かに家に避難用の道具を置いておくべきだと思って購入した」と語った。
一部の旅行会社は、「末日の到来、最も訪れるべき10の場所」、「末日に世界の10大絶景を見よう」等と宣伝している。一部の旅行会社は、「単なる噂に過ぎないが、多くの観光客の旅行を促している」と表明した。
広東流通商業協会の黄文傑会長は、「バレンタインデーや独身の日と同じく、末日経済も近頃ホットな話題となり、多くの消費者がこれを楽しもうとしている。企業も新たな消費の原動力を求めており、社会の話題と関連する商品を打ち出している。末日という概念は消費を力強く促している」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月19日
【関連記事】人類滅亡説に沸き返る各国 企業が商機をつかむ