大学OB会 交友範囲に悩む「富二代」にサービス提供 (2)
アンケートの統計データを分析すると、中国の富二代は比較的若く、18−35歳に集中している。特に26−30歳が35%と高い比率を占める。富二代の学歴はいずれも高く、大学本科以上の学歴を持つ人が87%を占めた。富二代は海外教育を重視しており、44%は海外留学経験を持つ。そのうち64%は専攻科目として、経済管理・商業管理を選択した。彼らの多くはこのような教育背景により、親の世代よりも開放的な考えを持ち、生活の質と自らの発展をより重視している。
親の後を継ぐか、それとも創業するか。浙江省の富二代は創業に意欲的で、約52%が自主創業を選択した。富二代は自己価値の証明、創業経歴の蓄積、両親の企業に興味を感じない等の理由から、自主創業を選択している。一般人と異なり、富二代は創業のハードルを越えやすい。富二代の創業資金は、50−100万元(約650−1300万円)が53%、100−200万元(約1300−2600万円)が22%、50万元以下が25%となった。
調査によると、富二代の80%はしばしば「苦しい」と感じると回答した。このうち45%は、プレッシャー、責任、結婚問題、時間の不足を訴えており、両親との考え方の違いによる対立に苦しんでいる。彼らの多くは、社会という舞台の中心に向かう青年たちだ。彼らは一人っ子がほとんどであり、また多くが海外留学経験を持つため、本国での交友範囲が狭く、親の世代の創業当時よりも寂しさが目立つ。そのため彼らは成人後、その他の人々よりも強く交流を求める傾向がある。