北京文化保税区が始動 芸術品592点が「入居」
【中日対訳】 北京税関によると、欧文風範文化芸術(北京)有限公司はこのほどフランスから油彩画、家具、彫刻などの文化芸術品592点を輸入し、北京天竺総合保税区への運び込みを順調に終えたという。これは昨年3月に正式にプレートを掲げた北京市の「文化保税区」である同保税区に初めて「入居」した輸入文化芸術品であり、北京の文化保税政策がすでに実質的な運営の段階に入ったことを示すものだ。「人民日報」が伝えた。
北京天竺税関の青海濤副関長によると、「文化保税区」は「境内関外」方式(国内に特別エリアを設置し、ここへの貨物の出入りを輸出入とみなして税関が監督管理する方式)によって監督管理を行っており、輸入芸術品が保税区の中にある場合、企業は関税を納める必要がなく、コストを大幅に節減でき、また国内・海外の市場機関に販売する際に便利だという。これまで国内で文化芸術品の保税サービスを提供できる国はスイスと米国だけだった。北京「文化保税区」は、わが国で初めての、またアジアで初めての文化芸術品保税サービスを提供する税関の特殊監督管理エリアだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月29日