中国中央企業 経営品質向上が課題に
中国国務院国有資産監督管理委員会の統計データによると、米フォーチュン誌が7月8日に発表した世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」のうち、同委員会が監督管理する中央企業が45社入選した。京華時報が伝えた。
同ランキングではロイヤル・ダッチ・シェルが1位に輝き、ウォルマートが2位に浮上、エクソン・モービルが3位に転落した。中国(香港・台湾を含む)の入選企業は95社に達し、昨年から16社増加した。
同ランキングのトップ10入りを果たした中央企業は3社あり、それぞれ中国石油化工集団公司が4位、中国石油天然気集団公司が5位、国家電網公司が7位となった。昨年の上場企業のうち、巨額の赤字を計上した中国アルミ業公司、中国遠洋運輸(集団)総公司、鞍鋼集団公司も、同ランキングに入選した。
同委員会の関係者は、「一部の中央企業は規模が大きいだけで、真の意味での世界500強ではない」と指摘した。これまでの合併再編による「規模化」の後遺症により、一部の企業は利益を創出するために費やす資本が莫大になり、税引き後の純営業利益から資本コストを差し引いた「経済的付加価値」がマイナスになっている。これは企業が「大」であるが、「強」でないことを示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月10日