アボット製粉ミルク ボツリヌス菌汚染の疑いで自主回収
中国国家質量監督検験検疫総局は5日夜、在中国ニュージーランド大使館から、「NZ乳業最大手のフォンテラがアボット(上海)貿易有限公司向けに生産した2ロットの乳幼児用粉ミルクに、ボツリヌス菌汚染のリスクが存在する」という内容の報告を受けた。中国国家質量監督検験検疫総局はアボットに対し、主体責任を負い、関連商品を回収し、中国人消費者の健康を保護するよう求めた。新華社が伝えた。
アボットは同日夜に声明を発表し、2ロットの商品を自主的に回収し、処分することを決定したと表明した。回収対象の商品はアボット幼児喜康力(3段階)900グラム缶で、ロットナンバーは287834K402と287844K402、生産時期は今年5月2日。アボットは、2ロットの商品は計7181箱に達し、約112箱がすでに販売されたほか、残りの7069箱はすでに隔離・密封されたと発表した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月6日