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外国産粉ミルクにもリスク NZ乳業大手の製品からボツリヌス菌

 NZ乳業大手フォンテラの一部製品からこのほどボツリヌス菌が検出され、多くの中国人消費者から注目を集めている。人民日報海外版が伝えた。

 フォンテラはニュージーランドで3日、今回のボツリヌス菌検出の詳しい情報を発表した。同社役員のロマノ氏は、「3ロットの乳清タンパク質濃縮物に品質問題があった。これらの商品は昨年5月にニュージーランド現地の工場で生産されたもので、汚染された疑いのある商品は計38トンに達する」と語った。乳清タンパク質濃縮物は乳幼児用粉ミルク、児童用粉ミルク、スポーツ飲料に多く含まれるという。

 中国国家質量監督検験検疫総局は4日、中国国内の4社の輸入業者が、ボツリヌス菌によって汚染された可能性のある、フォンテラの商品を輸入したと発表した。うち、杭州娃哈哈保健食品有限公司、杭州娃哈哈輸出入有限公司は14.475トンの乳清タンパク質濃縮物を、上海市糖業(集団)有限公司は4.8トンの乳清タンパク質濃縮物を、多美滋嬰幼児食品有限公司は208.55トンの粉乳を輸入した。

 関連部門はすでに検査と隔離を実施しており、関連企業も問題商品の追跡調査や回収などの措置を講じている。

 ◆関連部門 「消毒」を実施

 中国国家食品薬品監督管理総局は8月3日に緊急通知を出し、上海市と浙江省の食品薬品監督管理局に対して、質量技術監督局と共同でNZ産乳清タンパク質濃縮物のボツリヌス菌問題に関する調査を進め、検査・測定を手配・実施し、リスク防止に努めるよう求めた。中国国家食品薬品監督管理総局は、事の成り行きに注目し、関連情報を随時公表すると表明した。

 中国国家食品薬品監督管理総局は4日午前、杭州娃哈哈保健食品有限公司、コカ・コーラ中国法人、多美滋嬰幼児食品有限公司の3社の担当者と会談し、直ちに状況を明らかにし、原因を分析し、迅速に措置を講じ、問題の原料を加工したすべての食品の販売を直ちに停止・回収するよう求めた。

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