14省・直轄市が最低賃金引き上げ 上海と北京が最高
今年に入り北京、深セン、上海など全国14省・直轄市が相次いで最低賃金を引き上げた。最低賃金が月給で最も高いのは上海の1620元、時給で最も高いのは北京の15.2元だ。中国新聞網が伝えた。
■14省・直轄市が最低賃金引き上げ
今年に入り上海、広東省、天津、浙江省、北京、山東省、山西省、河南省、江西省、広西チワン族自治区、深セン、甘粛省、陝西省、貴州省など14省・直轄市が最低賃金を引き上げた。
最低賃金が月給で最も高いのは上海の1620元で、今年3月の深センの1600元を追い抜いた。時給で最も高いのは北京の15.2元で、広東省や天津を0.2元上回る。
今年第1四半期に8省・直轄市が最低賃金を調整。4月には5地区が調整を行った。4月1日に上海は最低賃金を1450元から1620元に引き上げた。山西省は最低賃金を4等級に分けており、最高級を1125元から1290元に引き上げた。甘粛省は一類地区の最低賃金を980元から1200元に引き上げた。江西省も一類区域の最低賃金を1230元に引き上げた。
5月1日に施行する広東省以外の13省・直轄市は新基準をすでに試行した。福建省、安徽省、遼寧省なども最低賃金を年内に適時調整する方針を明確にしている。昨年は24省(直轄市、自治区)で最低賃金が調整され、平均22%アップした。