中国初の国産中距離旅客機、開発遅れ納入は早くて17年に
第15回北京国際航空展が25日、国家会議センターで開幕した。中国商用飛機(COMAC)の羅栄懐副総経理(副社長)は開発の遅れている中国初の国産中距離旅客機「C919」について、来年に予定していた初飛行が2015年に延期されることを認めた。新京報が伝えた。
■納入は早くて2017年
羅副総経理によると、C919の開発にはすでに遅れが生じている。最終的な組立と初飛行は2015年に延期され、納入は早くて2017年となる。C919はすでに国内外の複数の航空会社から計380機を受注しており、現在詳細な設計段階にある。
C919と同じ180席級のナローボディー機は経済性に優れるため、世界的に生産量と需要が非常に多く、競争も最も激しい。ボーイングとエアバスは共に代表機のB737とA320の改良型であるB737MAXとA320neoを最近開発している。
各メーカーは最良、最新の技術を採用し、経済性、快適性、安全性、環境保護性を含め旅客機の競争力を高める。C919は現有のエンジンよりも燃費が15%向上する次世代エンジンを採用して、航空会社のコスト削減を後押しする。