米 「太った美しさ」に注目
女性は痩せていてこそ美しいと考える人が多い中で、米・シカゴに住むカメラマンのGabriela Hasbunさんはレンズを太った女性に向けている。「The Bay Area」というHasbunさんが長年撮影を続けているグループは女性の合理的な飲食や前向きな姿勢、自分の体重を気にしすぎないことを提唱するグループだ。米国にはこうした団体が数多くあり、太った人への蔑視や誤った見方を正すことを目的としている。環球網が伝えた。
Hasbunさんがこうした撮影を開始したのは雑誌「Marie Claire」で見た有名作家兼活動家のMarilyn Wannの文章がきっかけだという。Wannさんの著作「Fat!So?」に書かれた、太った人も公平な扱いをうけるべきだという観点に啓発されたHasbunさんは数カ月後、Wannさんを撮影するチャンスを手にし、「健康なふくよかさ、健康なスリムさ」というグループを知った。同グループの主旨はシンプルで、どんな体型でも健康と健康づくりの効果は挙げられる、というものだ。同グループの前向きで楽観的、前向きな考えに共鳴したHasbunさんも活動に参加するようになり、撮影を開始したという。
Hasbunさんは「痩せていることを健康や美しさの縮図と捉えるような文化の中で、人々は自分の体重に無謀な期待をしている。他にも健康的なライフスタイルがあると皆に知らせたい」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年11月21日