東京海上が中国の保険大手に出資検討 40億円規模で
【西山明宏】損害保険大手の東京海上ホールディングスが、中国の保険大手「中国人民保険集団」(PICC)に40億円規模を出資する方向で検討していることが22日、わかった。PICCとは合弁会社をつくるなどすでに提携しているが、中国の自動車保険市場などはまだ伸びるとみて、関係を深める。
PICCは12月に香港株式市場に上場を予定しており、新規株式公開(IPO)をする。新株は3千億円規模で発行する予定で、このうち東京海上は40億円分を買う。出資比率は1%程度になる見込みだ。
PICCは中国の国有企業で、グループに損保会社などを持つ。東京海上以外にも、中国内や外資系の複数の大手保険会社が出資する方針だという。
asahi.com 2012年11月24日
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