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経団連会長、安倍総裁と関係修復? 外交、人事を高評価

経団連の米倉弘昌会長(左)と握手する自民党の安倍晋三総裁=25日午後0時33分、東京都千代田区大手町の経団連、浅野哲司撮影

 【永田稔】自民党の安倍晋三総裁が25日、経団連の会合に出席し、衆院選後初めて米倉弘昌会長(住友化学会長)と顔を合わせた。会合後の定例会見で米倉氏は、選挙中まで安倍氏に対し苦言を呈していたことを「悪意があって申し上げたわけでない」と釈明。外交姿勢や閣僚人事を高く評価し、関係修復ぶりをうかがわせた。

 米倉氏は12月中旬から体調を崩し、安倍氏と経団連幹部との懇談会を含め、公式行事を欠席していた。約1週間ぶりの復帰となった25日の会合では、経団連会員企業の役員ら約300人が見守るなか、安倍氏と笑顔で握手を交わした。

 安倍氏は会合で「今までの伝統的な金融政策でデフレから脱却できなかったので、新たな金融政策に挑むのは当然」と持論を展開。経済再生を金融政策、財政政策、成長戦略の「3本柱」で進めると強調した。

 米倉氏は安倍氏の掲げる「大胆な金融緩和策」を、公示前に「無鉄砲」と批評。選挙中には、消費増税への慎重姿勢に「自民党総裁として、ふさわしい発言だったのか」と述べたが、その後、安倍氏におわびの電話をかけた。

 米倉氏は25日の会見で「(安倍氏から)お叱りを受けたことは事実。迷惑をかけたのであれば、それは真意ではないということを申し上げた」と説明。「大胆な金融緩和とともに、財政健全化目標を堅持するのであれば、何も心配することはない」と語り、いまは納得しているという。

 さらに安倍氏が衆院選後、中国、韓国との関係修復に前向きな姿勢をみせていることを「非常に良いこと。現実的な路線というか、地に足をつけた外交」と評価。新政権の閣僚人事も「実力のある内閣ができるのでは」と期待した。

 asahi.com 2012年12月25日

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