雲南省でM4以上の地震が頻発
19日10時46分、雲南省昭通市巧家県と四川省凉山彝族自治州寧南県の境目でマグニチュード(M)4.9の地震が発生した。20日午後1時1分には雲南省普ジ市墨江哈尼族自治県でM4.8の地震が発生。地震発生後、民間では数年続く旱魃と地震との関連性について「旱魃が起こると地震が発生する」という噂が広まっている。これに対して雲南省地震局の研究員、防災研究所の張建国所長は、連続する大規模な旱魃と地震とに関連性があるか否かはまだ研究中だと発言した。雲南省の100年の気象と地震に関するデータの分析では、旱魃と地震との間には単純な対応関係は存在していないという。「簡単に結論づけることはできない。旱魃が必ず地震を意味するものではないし、旱魃がなくても地震は起こりうる。」
2回連続で発生したM4以上の地震に対して「地殻運動が活発な時期に入ったのでは」と心配する声が挙がっている。張所長は「最近の南西地区ではM4クラスの地震は頻発している」とした上で、雲南省はインドプレートと太平洋プレートという地球上で最も活発な2つのプレートにはさまれた地域で、青蔵高原の変形エネルギーの通り道の一つでもあるため、地震が多く、年平均でM4クラスの地震は約20回発生していると語った。地震は時には散発し、時には集中し、地域が広い時もあれば集中している時もある。雲南地区で大きな地震と言えばM7クラスの地震を指し、M7以下の地震は静かな時期にあたるとしている。「市民はパニックになる必要はない。これはよくある現象だ。」(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月22日