2012年「感動中国」賞の授賞式
「2012年に中国を感動させた人物」選評活動の授賞式が19日夜、中央テレビ総合チャンネルで放映された。羅陽氏、林俊徳氏、李文波氏、張麗莉氏、陳家順氏、陳斌強氏、周月華艾起夫妻、何月氏、高秉涵氏、高淑珍氏らが選ばれた。
今回の受賞者は中国各地の出身で、それぞれ立場は異なるものの、いずれも人々を感動させる行動をとっている。航空の英雄模範の羅陽氏は命を懸けて戦闘機の開発に専念し、最後は殉職した。科学者の林俊徳氏は一生を原子力事業に奉げ、命の尽きる瞬間まで業務を全うした。海軍気象工程師の李文波氏は南海で20年間も岩礁を守り、気象観測に大きな貢献を行った。インターネット上で最も美しい女性教師と讃えられた張麗莉さんは学生を助けて両足を失った。出稼ぎ労働者出身の陳家順氏は出稼ぎ労働者の利益を守るため、何度も企業で働いて実情を探った。親孝行な陳斌強氏は5年の間、病気の母親を背負って出社し、若者の手本となった。農村の医師、周月華氏は夫の艾起氏に背負われて、20年以上も山奥での診療活動を続けた。12歳の少女、何月氏は病気で亡くなる際に、臓器提供を申し出た。台湾の老兵、高秉涵氏は100人以上の老兵の遺骨を持ち帰った。農家の女性、高淑珍氏は14年も家庭で福祉施設を支え続けた。この他に選評活動では公安部のメコン川「105事件」(2011年10月5日にメコン川流域で中国籍商船の船員13人が銃殺された事件)の専門グループに特別に謝意を表した。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年2月20日