調理でPM2.5が増加? 北京市環境保護局が誤解を指摘 (2)
同総隊副隊長の晏向陽氏は、「一般市民の家庭に油煙浄化装置を普及させるならば、市民に一部のコストを負担してもらう他に、政府も一部の補助金を支給するべきだ」と発言していた。
◆北京の大気汚染、光化学スモッグのレベルには至らず
ネットユーザーからは、「北京の近年の大気汚染は、光化学スモッグのレベルに達しているのではないか」という声があがった。
北京市大気所所長の于建華氏は、「光化学スモッグには定義がないが、北京の大気汚染形成のメカニズムを見ると、大気中の光化学反応が確かに存在している」と指摘した。
于氏は、「現在の北京のPM2.5の汚染源は非常に複雑で、成分も多様だが、光化学スモッグのレベルには達していない。例えば今年1月の重度大気汚染の原因は、低気温・高湿度・濃霧発生であり、光化学スモッグのメカニズムとはまったく異なっている」と語った。
于氏は市場で流通している大気品質を発表する各ソフトについて、「多くのソフトの計算法と公式は正確ではない。市民は環境保護部門のウェブサイトから専門的なソフトをダウンロードするべきだ。その情報は最も権威があり、正確である」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月14日