海水淡水化産業が一定規模に、海南省で試験稼働を開始 (2)
彭総経理は、「同モデルプロジェクトのコストは、1トン当たり70元(約1120円)以上に達する。10−20のプロジェクトを稼働させれば、コストは1トン当たり30−50元(約480−800円)まで下げられる。大規模生産が始まれば、コストはさらに下がるだろう。太陽光利用の海水淡水化プラントの主な細分化市場は、島の海水淡水化、西部地区のかん水淡水化、中東砂漠地区の工業用水淡水化など、中規模の軍民両用の海水淡水化プロジェクトだ」と説明した。
コスト問題のほかに、中国は技術面で自主革新や設備製造能力の不足といった問題を抱えており、海水淡水化技術の産業化の歩みを著しく制約している。
上述した問題について、中国国家海洋局天津海水淡水化所、上海驕英能源科技有限公司を含む関連各社・部門は、海水淡水化装置産業化協力連盟を結成し、産学官の提携を強化し、持続可能な発展の主導権を把握している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月14日