中国の受動喫煙状況　出産適齢期の女性の過半数が被害に

　世界保健機関（WHO）が6日発表したデータによると、中国の出産適齢期の女性の過半数が、受動喫煙を頻繁に強いられていることが明らかになった。新華網が伝えた。

　WHOと中米両国の疾病コントロールセンターが実施した「世界成人タバコ調査」によると、「勤務先でしばしば受動喫煙を強いられる」と回答した中国の出産敵歴の女性は、過半数に達した。農村部の女性のうち4分の3が家庭内で受動喫煙を強いられており、都市部の女性もこれが過半数に達した。

　データによると、中国、ブラジル、インド等の14の発展途上国のうち、中国の15-49歳の女性の受動喫煙比率が最も高かった。

　WHOの藍睿明・中国駐在代表は、「出産適齢期の女性の受動喫煙は、生殖機能の健康を損ね、妊娠合併症、早産、死産等の症状を引き起こす恐れがある」と警鐘を鳴らした。

　藍氏は、「100％の無煙環境を整えることが、人々を受動喫煙の危害から救う唯一の手段だ」と主張した。（編集YF）

　「人民網日本語版」2012年11月9日