中国初の月面車 中華号と命名
中国は今年下半期に、月探査機「嫦娥3号」の打ち上げを予定している。嫦娥3号は月面車「中華号」を搭載し、中国初の宇宙機の月面接触を実現することになる。西安晩報が伝えた。
「中華号」は航天科技集団第五研究院が研究開発を担当した。同月面車の重量は120キロに達し、20キロの物資を搭載できる。設計寿命は3カ月。同月面車の月面3キロ範囲内における連続走行距離は10キロに達し、障害物を自動的に避ける機能などを持つ。専門家によると、同月面車には二つの太陽発電機器が搭載されており、そのうちの一つは自由に回転し太陽の方角を向き、熱を吸収し発電することが可能だ。もう一つの機器は機体にかぶさることで、熱の放射を防ぐ。同月面車は6つのロッカーアームにより走行し、それぞれ異なる高さに同時に対応することが可能なため、「匍匐の達人」と呼ぶことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年2月25日