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中国携帯電話市場、2015年にはスマホ率が90%以上に

 中国のシンクタンク易観智庫(EnfoDesk)が発表した最新の研究結果によると、スマートフォン製造メーカーの市場シェア争奪の激化に伴い、ローエンドスマートフォンの安売り競争が継続される見通しだ。スマートフォンの販売台数は2015年に、中国の携帯電話販売台数全体の90%以上を占め、携帯電話市場がスマートフォンによって支配されることになる。易観智庫の研究内容は下記の通り。飛象網が伝えた。

 中国の携帯電話販売台数は2011年に急増したが、2012年の販売台数は例年と比べ高い水準を維持したものの、前年から小幅減少した。現時点ではスマートフォンの普及が進んでいないにも関わらず、多くのメーカーがフィーチャーフォンの生産を激減させたことで、地方都市の買い替え率が低位を推移した。これによりフィーチャーフォンの販売減少分が、スマートフォンの増加分を上回り、市場全体の販売台数を引き下げた。しかし通信キャリアは経済成長が遅れた地域を、次のスマートフォン普及市場としている。スマートフォンの価格は1000元(約1万5000円)以下に引き下げられ、販売台数が増加する見通しだ。今後3年間に渡りフィーチャーフォンの販売台数は減少を続けるが、市場全体の販売台数はスマートフォンの販売増によるけん引を受ける。

 1000元以下のスマートフォンが、今後も中国携帯電話市場の販売増を促す主な原動力になる。スマートフォン製造メーカーの市場シェア争奪の激化に伴い、ローエンドスマートフォンの安売り競争が継続される。国内メーカーの生産する、通信キャリアからの補助金を受けるスマートフォンは、ユーザーのスマートフォンへの買い替えを促し、スマートフォンの出荷台数を増加させる。

 携帯電話ユーザーの4G移行は、2014年にスマートフォン市場発展のもう一つの原動力になる。2015年には、スマートフォンの販売台数が中国の携帯電話販売台数全体の90%以上を占め、携帯電話市場がスマートフォンによって支配されることになる。またスマートフォンの価格は、今後も引き続き低下する見通しだ。

 国際電気通信連合(ITU)がこのほど発表した統計データによると、2012年初現在、世界の携帯電話利用者数は60億人に達した。2000年の時点では5億人であったため、11年間で12倍増加した計算となる。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月3日

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