地震大国・中国、M6以上が約100年で800回

　中国は世界2大地震帯の環太平洋地震帯とユーラシア地震帯の間に位置し、太平洋プレート、インドプレート、フィリピンプレートが押し合うことから、地震の断裂帯の活動が非常に活発だ。中国では20世紀に入ってから、マグニチュード（M）6以上の地震が約800回発生しており、貴州省・浙江省および香港特別行政区を除くすべての省・自治区・直轄市で発生している。広州日報が伝えた。

　中国の地震は発生の頻度が高く、揺れが大きく、震源地が浅く、広範囲に分布している。中国は震災が深刻な国だ。

　1900年より中国では地震による死者が55万人に達し、世界全体の53％を占めている。1949年以降、100回余りの強い地震が22の省・自治区・直轄市（中国東部の14省を含む）を襲い、死者が約27万人に達し、全国の各種災害による死者の54％を占めた。地震による被災面積は、30万平方メートル以上に達した。

　中国の地震は主に（１）台湾地区（台湾省および付近の海域）（２）西南地区（西蔵＜チベット＞自治区、四川省西部、雲南省中西部）（３）西北地区（甘粛省河西回廊、青海省、寧夏回族自治区、天山の南北）（４）華北地区（太行山の東西、汾渭河谷、陰山・燕山一帯、山東省中部、渤海湾）（５）東南沿海地区（広東省、福建省）---の5地区および23本の地震帯に分布している。

　中国の台湾省は環太平洋地震帯に位置し、西蔵自治区・新疆ウイグル自治区・雲南省・四川省・青海省などはヒマラヤ-地中海地震帯に位置し、その他の地区もそれぞれ地震帯に位置している。（編集YF）

　「人民網日本語版」2013年4月23日