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中国の反射法地震探査 深度が1万1000キロに到達

 16日に開かれた「深部探査特別プロジェクト2012年度成果報告会」によると、中国の反射法地震探査の深度が1万1000キロに達し、初めて1万キロを突破した。これは中国が世界反射法地震探査の大国になったことを示すものだ。人民日報が伝えた。

 深部探査特別プロジェクトは、中国が実施中の最大規模の地球深部探査計画で、20年をかけて中国第1回地球深部探査計画を完了する予定だ。

 2008年に同プロジェクトが開始される前、中国の反射法地震探査の深度は約5000キロで、米国の12分の1のみだった。中国は過去5年間でこの「地殻を貫く」距離を6000キロ延長し、過去50年間の合計を上回った。これにより中国の反射法地震探査の深度が1万1000キロに達した。

 同プロジェクトの首席科学者、中国地質科学院副院長の董樹文氏は、「反射法地震探査は、地球の構造を理解する一助となり、資源調査・環境保護・防災減災の面で重要な科学的意義を持つ」と説明した。

 同プロジェクトは初めて系統的に、中国大陸の複雑な岩石圏・地殻に基づく深部立体探査技術体系を構築した。同プロジェクトは海外の独占を打破し、深部地震探査、電磁検漏、無人機磁気測量などの重要計器、および1万メートル級科学ドリルを独自開発し、重要技術の画期的な進展を実現した。

 中国はまたアジア最大規模の地球動力学データシミュレーションプラットフォームを建設し、全世界・地域・局部の3D地球シミュレーションの飛躍を実現した。これは中国の地殻活動性モニタリングおよび地震の予警報に、新たな技術手段を提供する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月17日

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