中国聯通 3Gの回線速度を4G並みに
中国聯通(チャイナ・ユニコム)はこのほど、広東省内で3Gネットワークの回線速度を全面的に42Mbpsに引き上げた。これは間もなく提供される4Gに匹敵する速度だ。京華時報が伝えた。
中国聯通傘下の広東聯通は、全省の21の地級市の3Gネットワークが、全面的に42Mbpsに引き上げられたと発表した。これは中国聯通の広東省3Gネットワークにとって4回目のアップグレードとなる。また北京を含む多くの地域で、中国聯通の3Gネットワークの速度は21Mbpsの水準に達している。広東聯通の周立松副総経理は、「欧州では、回線速度が42Mbpsに達すれば、4Gネットワークと呼ぶことができる」と語った。
通信業界アナリストの馬継華氏は、「4G時代はまだ訪れていないが、通信キャリアの通信量を巡る戦いの火蓋は、すでに切って落とされている。通信キャリアは、通話事業が衰退の一途をたどっており、通信量の成長にのみ未来の希望を託せると認識している。スマート端末の多様化と高性能化、特に4Gと高速Wi-Fiによる通信量のボトルネックの解消により、通信量の爆発的な成長がビジネスモデルの革新と変革を引き起こす。通信キャリアは新たな収益方法を得るだろう」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月30日