高純度メタンハイドレート、広東省沖で発見
中国国土資源部(国土資源省)が明らかにしたところによると、中国の海洋地質科学技術者は2013年6月から9月にかけて、広東省沿海部の珠江河口盆地から東の海域で、高純度のメタンハイドレート(燃える氷)のサンプル掘削に成功し、大規模な推定埋蔵量を確認した。人民日報が伝えた。
今回発見されたメタンハイドレートのサンプルには、埋蔵の位置が浅い、厚みがある、種類が豊富、純度が高いという4つの特長がある。発見されたメタンハイドレートは水深600−1100メートルの海底から220メートル以内の2層の鉱層に埋蔵されており、上層の厚さは15メートル、下層は30メートルに達する。自然産状は層状・塊状・筋状などの種類があり、肉眼で判別できる。中心部のメタンハイドレートの鉱物含有率は平均45−55%に達し、サンプルに含まれるメタンの含有量は最高で99%に達する。23カ所で掘削を実施したところ、メタンハイドレートの推定分布面積は55平方キロに達した。メタンハイドレートを天然ガスに換算すると、推定埋蔵量は1000−1500億立法メートルに達し、超大型ガス田に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月18日