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メタンハイドレート探査プロジェクトが完了 国内初

 国土資源部(国土資源省)によると、青海省天峻県で行われていた聚乎更鉱区三露天天然ガス水包接化合物三次元地震調査評価プロジェクトがこのほど順調に完了した。これにより中国初のメタンハイドレート三次元探査プロジェクトの野外採取事業が完了したことになる。「上海証券報」が伝えた。

 このプロジェクトは中国地質科学院が青蔵高原のメタンハイドレート探査分野で計画した初の三次元プロジェクトで、メタンハイドレートの見込みある目標エリアをさらに発見し開拓するとともに、同エリアのメタンハイドレート探査活動に地球物理的な依拠データを提供するのが狙いだ。

 メタンハイドレートは天然ガス包接化合物とも呼ばれる。水分子と天然ガスが高圧、低温の条件下で結合してできた氷状の固体物質で、見かけは氷の塊や凍結したアルコールにそっくりだが、火に近づけると燃える。利用しやすく、燃焼値が高く、クリーンで汚染物質を出さないといった特徴があり、未開発で最大の新型エネルギーとされている。

 同部によると、中国は南中国海と青蔵高原の凍土地帯で相次いでメタンハイドレートを発見した。中国は世界3位の凍土大国であり、天然ガス包接化合物の良好な分布条件と資源としての利用の可能性を備えている。科学者のおおまかな計算によると、資源量は少なくとも石油換算で350億トンに達するという。

 開発・利用の見通しは明るいが、短期間で採取をめぐるボトルネックを解決することは難しい。

 広州海洋地質調査局の専門家によると、メタンハイドレートの探査・開発は系統的な活動であり、海洋地質学、地球物理学、地球化学、流体力学、掘削工事など多くの学科にかかわるものだ。メタンハイドレートの探査・開発・研究に力を入れれば、関連産業の発展につながり、新たな経済成長源を育成することができるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年11月19日

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