中国青年報社会調査センターが調査サイト「民意中国網」と騰訊網(テンセント)のモバイルサイトを通じて7万9446人を対象に実施した調査によると、釣り合いが取れた結婚相手を選ぶことについて59%が賛成し、「相手との釣り合いは結婚にとって大切」と答えた人は67.7%に達した。中国青年報が伝えた。
釣り合いが取れた結婚相手を選ぶことについて、「とても賛成する」、「賛成する」と答えた人はそれぞれ47.1%、11.9%に達し、計59%を占めた。一方で、「賛成しない」、「あまり賛成しない」とした人はそれぞれ11.3%、24.2%で、計35.5%だった。
某婚活サイトのコンサルタントを務める姚立華氏は、「1980年代生まれ、90年代生まれの若者の多くは恋愛至上主義だが、『釣り合いの取れた相手を』という観念は一般的に存在している。今の若者は、高校時代から恋愛をし、結婚前に同棲する人もいる。しかし、関係が深まると、恋愛と結婚は違うということに気づく。結婚は両家族がひとつになることであり、さまざまな社会関係が含まれ、2人だけのことでは済まされない。よって、彼らの結婚観も変化しつつある」と指摘する。
調査の結果、相手との釣り合いを考えるべき重要な要素として、「経済力(29.6%)」と「家族背景(19.9%)」が1位と2位を占めた。以下、「性格(11.5%)」、「ライフスタイル(9.9%)」、「社会的地位(6.9%)」、「興味・趣味(5.0%)」、「学歴(4.9%)」、「戸籍(3.4%)」、「職業(2.7%)」、「年齢(2.7%)」、「外見(2.6%)」が続いた。
姚氏は「現代の『男女の釣り合い』は、双方の学歴や価値観、育った環境などに体現される。80年代生まれは感情や結婚に対して開放的で、恋愛を重ねるうちに、自然と現実的な要素も重要だと気づくようになる」と指摘する。
某婚活サイトの関係者である姚露氏は、「現代の若者は、人生観、価値観、恋愛観が相手と一致していることをとても重視する。これらは生まれ育った環境に大きく影響を受ける。これらの価値観は、パートナーと関係を築いていく上で、さまざまな影響をもたらす。相手との釣り合いが取れていれば、2人の理解度が高まり、結婚にいたる確率も高い」とした。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年5月21日