北京市で婚姻登記手続を行う新婚カップルは今後、9元(約154円)の結婚証作成手数料を納める必要がなくなる見込みだ。また、北京市の戸籍を持っているか否かに関わらず、最寄りの婚姻登記処で手続きすることが可能となる。新京報が報じた。
23日に開催された「2014年北京市民政業務会議」において、「2014年北京市民政業務の要点に関する通知(以下、『通知』と略)」にもとづき、新しい婚姻登記業務体制が今年中に整い、時機を見計い結婚証作成手数料を無料とする方針が示された。
北京市民政局婚姻登記処の呉蓓・処長は、「市民にさらなる便宜を図り、市民の負担を軽減するため、9元の結婚証発行手数料を年内に無料とする方針だ。しかし、この措置はまだ検討段階にあり、具体的な実施時期については、民生部門、市発展改革委員会、財政部門と調整する必要がある」と述べた。
このほか、外国人、華僑、香港・マカオ・台湾人の婚姻登記は現在のところ、北京市民政局行政庁でのみ受理するとされているが、これが年内に改められ、区・県レベルの登記処でも手続することが可能となる。つまり、北京市民はどこに戸籍があるかに関係なく、最寄りの登記処で手続きできるようになる。
婚姻登記データは、公安のネットワークと繋がるだけではなく、裁判所とのデータ共有も推し進められ、離婚に関するデータベースも完備される見通し。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月24日