中国人観光客がパキスタンで誘拐　タリバンが犯行声明

　中国人観光客1人が19日、パキスタン北西部のデラ・イスマイル・カーン郡で誘拐された。パキスタンのタリバン組織は20日、犯行声明を発表した。人民網が伝えた。

 　現地メディアの報道によると、この観光客はパキスタン東部の都市ラホールから南西のバローチスターン州クエッタに向かう途中でカイバル・パシュトゥンクワ州に立ち寄った際に、デラ・イスマイル・カーンで誘拐された。すでに捜索活動が始まっており、現場ではこの観光客の持ち物が発見されている。

 　タリバン組織は20日、犯行声明を発表し、この観光客はすでに安全な場所に移送され、監視下にあるとしたほか、パキスタン政府に対し、収監中のタリバン過激派を釈放するよう要求した。（編集SN）

 　「人民網日本語版」2014年5月21日