中国人民抗日戦争記念館、首都インターネット協会、北京の主要ウェブサイトや報道チャンネルなどが3月27日に共同で開設した「中国人民抗日戦争オンライン記念館」は、開設から50日あまりが経ち、多くのネットユーザーからの幅広い注目を集めている。現時点で、同サイトの項目別サブページへのアクセス総数は述べ290万人、ネットユーザーからのコメントは1万5千件に達した。人民網が報じた。
「中国人民抗日戦争オンライン記念館」には、1931年から1945年までの中国人民抗日戦争に関する内容が主に掲載されているが、古くは1894年に起こった日清戦争に遡り、さらには戦後の日本人戦犯に対する裁判や思想改造教育についても触れられ、抗日戦争をテーマとした過去の国内外の研究、探求、再考についても網羅されている。また、サイト開設者は、多くのネットユーザーに対し、積極的に資料を提供し、「抗日戦争」をめぐる真実をともに暴き出そうと呼びかけている。
「中国人民抗日戦争オンライン記念館」が開設されると、多くのネットユーザーが関心を示し、同サイトを支持した。広東に住む「源之泉」さんは、「このようなプラットフォームがもっと早く立ち上げられるべきだった」とコメント。「wenzhiang」さんは、「サイト開設は大変素晴らしい!青少年教育に最もふさわしく、歴史教育のための最高の教室であり、軍国主義を根絶するための最高の場といえる!」と絶賛した。ある米国人は、「南京大虐殺は紛れもない史実だ。どれほど長い時が経過しようと、世の中がどのように変わろうと、この大きな全人類にとっての悲劇の事実を変えることはできない。日本が、中国侵略の歴史を洗いざらい認め、心から反省するならば、南京大虐殺を否定するといった謬論は存在し得ない」と投稿した。
現時点で、各サブサイトには、写真と証拠品の画像がそれぞれ2千枚、抗日戦争関係者のエピソードと歴史的事件の関連資料が約2300件、掲載されている。各サブサイトへのアクセス総数は延べ290万人、うち海外ネットユーザーは延べ10万人。ネットユーザーからのコメントは1万5千件に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月22日