2014年6月10日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>カルチャー

W杯ブラジル大会に添えられる中国テイスト

中国でプレーする助っ人選手 エスコートキッズ スポンサー 中国製グッズ

人民網日本語版 2014年06月09日16:49
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

ブラジルで開催されるFIFAワールドカップの開幕が目前に迫った。中国代表は本大会には参加しないものの、多くの中国テイストを大会の随所で見つけられることが、中国人サッカーファンにとってせめてもの慰めとなるだろう。中国のサッカーリーグ加盟クラブから外国人選手6人が今大会に出場、「英利」は中国企業唯一のW杯公式スポンサーとなった。エスコートキッズにも中国人が入っており、もちろん「メイドインチャイナ」グッズも数多い。新華網が伝えた。

中国国内のサッカー環境がここ数年改善されるにつれて、企業からの出資が増え、試合の観客動員率もぐんぐん上昇、現役のナショナルチーム代表を含む外国人超大物選手が続々と中国サッカー・スーパーリーグ入りしている。W杯各参加チームの最終登録選手リストによると、スーパーリーグと甲級リーグの加盟クラブに所属している外国人選手のうち、史上最多の6人がW杯に出場予定だ。

6人のうち3人は韓国の代表選手となっている。最近の数シーズン、韓国Kリーグの報酬水準が低下する一方で中国スーパーリーグの報酬レベルが上がっていることから、韓国人選手の中国スーパーリーグへの移籍が相次ぎ、中国各クラブでは「韓流」ブームが沸き起こった。北京国安に今シーズン移籍したハ・デソン(河大成)選手は、韓国代表チームの主力MFだ。広州富力のパク・チョンウ(朴鍾祐)選手は、ホン・ミョンボ(洪明甫)監督の目に留まり、故障中にもかかわらず代表入りを果たした。広州恒大で急成長したキム・ヨングォン(金英権)選手は、アジアカップで栄冠を手にしただけではなく、欧州トップリーグ入りの可能性も極めて高く、韓国代表チームの「鉄壁」となるに違いない。今年初めに広州富力に加わったチャン・ヒョンス(張賢秀)選手も韓国代表チーム補欠選手7人の候補に入ったが、最終的には、独ブンデスリーガFSVマインツのパク・チュホ(朴柱昊)選手が選ばれ、チャン選手はブラジル行きの最終切符を手にすることができなかった。

2008-2009年シーズンの独ブンデスリーガでアシスト王に輝き、現在は貴州人和に所属しているズヴェズダン・ミシモヴィッチ選手(32)は、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表チームの不動MDだ。W杯予選で9回出場し、5ゴールを挙げた。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表がW杯本大会への出場を決める影の立役者となったミシモヴィッチ選手の、ブラジルでの活躍が大いに期待される。

山東魯能のDFライアン・マッガワン選手も、問題なくオーストラリア代表入りした。中国スーパーリーグだけではなく、中国甲級リーグで活躍する外国人選手の中にも、W杯出場を決めた選手がいる。昨シーズン終了後甲級リーグに降格した青島中能は、スーパーリーグ復帰を目指し、今シーズンはホンデュラス代表チームのメンバーで元キャプテンのオスマン・チャベス選手を招き入れた。

これまで、中国プロサッカーリーグに移籍した外国人選手のうち、W杯出場経験者は、カンポス、アクウェグブ、アンジョンファン、サビジョン、パラシオスの5選手だけだった。今回のW杯に出場する中国のサッカークラブに所属する外国人選手は6人に上り、中国サッカーリーグのレベルアップを裏付けている。

外国人助っ人選手のほか、ブラジルW杯で、試合の際に名選手と一緒にピッチに入場するエスコートキッズの中に、中国人の姿を見ることができる。W杯公式スポンサーのマクドナルドは今年3月、中国で「W杯エスコートキッズ募集」をスタートした。度重なる厳しい審査を勝ち抜き、中国人6人がエスコートキッズに選ばれた。

W杯スポンサーに関しても、中国の姿が見られる。世界最大の垂直設置型太陽光発電システムメーカーのひとつである英利緑色能源(エネルギー)控股有限公司(英利)は、今大会のスポンサーの中で唯一の中国企業だ。2010年W杯南アフリカ大会において、同社は中国企業初のW杯公式スポンサーとなった。2014年ブラジル大会の開催中、英利の電光広告が64カ所の競技スタジアムに登場し、各試合最低8分露出する。また、英利は、全ての試合開催都市の電光掲示板に27セットの太陽光発電システムを提供した。これには、サンパウロなどのスタジアム6カ所、報道センター、国際メディア本部に8カ所から15カ所の太陽光エネルギー充電スポットが含まれる。

前回南アフリカ大会の「メイドインチャイナ」製品の中でも、人々から賛否両論が巻き起こったチアホーン「ブブゼラ」のことを、読者は覚えているだろうか?ブラジル大会の競技スタジアム内外でも、全世界のサポーターが、各種各様の「メイドインチャイナ」製品に出会うことだろう。大会公式マスコットのアルマジロ「フレコ(fuleco)」の人形は中国で製造されている。中国製の列車がリオデジャネイロで運行し、観光客の足となる。ユニフォーム、タオル、各チームの旗など、サポーターにとって無くてはならない各種グッズも、当然のことながら、「メイドインチャイナ」が主流を占めている。

W杯ブラジル大会では、多くの中国テイストを垣間見ることができる。しかし、本家本元の「中国代表チーム」の本大会への出場は、果たしていつ実現するのだろうか?(編集KM)

「人民網日本語版」2014年6月9日

関連記事

コメント

最新コメント