2014年6月10日  
 

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外交部、オイルリグ「981」をめぐる挑発を止めるようベトナム側に忠告

人民網日本語版 2014年06月09日10:37
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中国企業作業位置図

 外交部(外務省)は本日「海底油田掘削装置『981』の作業:ベトナムの挑発と中国の立場」と題する文章をウェブサイトに掲載した。文章は「西沙(英語名パラセル)諸島は中国固有の領土であり、いかなる係争も存在しない。ベトナム側は武装船を含む船舶多数を出動し、中国側海底油田掘削装置(オイルリグ)「981」の作業に対して不法で強力な妨害を行ったうえ、国内の反中デモを黙認した。中国はベトナム側の挑発行動に対して高度の自制を保ってきた。中国はベトナム側に、両国関係と南中国海の平和・安定という大局に立って、緊張を緩和し、静かな海を早急に取り戻すよう忠告する」とした。概要は以下の通り。

 2014年5月2日に中国企業所属のオイルリグ「981」が中国の西沙諸島接続水域内で、石油・天然ガス資源探査のため掘削活動を行った。すでに第1段階の作業は完了し、第2段階の作業も5月27日に始まった。両作業海域は中国の西沙諸島中建島(英語名トリトン島)と西沙諸島領海基線から共に17カイリ、ベトナムの大陸海岸からは約133カイリから156カイリの距離にある。

 中国企業は過去10年間、地震探査、油井現場での調査を含め当該海域での探査活動を継続している。今回のオイルリグ「981」の掘削作業は探査プロセスの通常の延長線上にあり、完全に中国の主権と管轄権の範囲内の事だ。

 中国側の作業開始後、ベトナム側は直ちに武装船を含む船舶多数を出動し、中国側の作業に対して不法で強力な妨害を行い、現場で護衛・安全・防衛任務を遂行中の中国政府公船に衝突したうえ、「潜水夫」など水中特殊工作員を当該海域に派遣し、漁網、浮遊物など障害物を大量に設置した。6月7日午後5時までに現場のベトナム側船舶は最多で63隻に上り、中国側警戒区への突進および中国側公船への衝突は延べ1416隻に上る。


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