8日朝、日本代表の最終強化試合となった対ザンビア戦で、日本は大逆転を演じ、4対3でザンビアを下し、5連勝を果たした。波に乗る日本と比べ、韓国、オーストラリア、イランは、やや勢いに欠ける感がある。北京青年報が伝えた。
米国で合宿中の日本代表のW杯直前強化試合最終戦の相手となったのは、2012年アフリカネイションズカップ覇者のザンビアだ。ザンビアがアフリカネイションズカップ決勝戦で下したコートジボアールが、W杯で日本と同グループであることは、注目すべきだ。もしかすると、日本にとってこのザンビア戦がW杯本大会の実質的な出発点となったのかもしれない。試合開始後、ザンビアは2対0でリードしていたが、日本が3点連続で得点、逆転した。試合終了直前にザンビアが幸運にもループシュートで再び同点に追いついた。試合は引き分けで終わるのかと誰もが思ったその時、ロングパスからぺナルティエリアで大久保嘉人選手がシュート、見事ゴールを決め、4対3で日本が劇的に勝利を収めた。
W杯はまだ始まってはいないが、日本代表は、ベスト8入り、さらには優勝を狙う意気込みだ。彼らの自信は、これまでの強化試合での成績に裏打ちされている。ベルギーを3対2で下し、オランダとは2対2で引き分けた。また、W杯に焦点を当て、日本代表は、キプロス、コスタリカ、ザンビアを、ギリシア、コロンビア、コートジボアールの対戦相手三カ国にそれぞれなぞらえて強化試合に臨んだ。これら3試合に日本は全勝した。最新のFIFA世界ランキングで、46位の日本はイランの43位に及ばないものの、総合力ではアジア最強と言える。W杯でアジアトップの好成績を残す可能性を持つのは日本代表なのだ。
好調の波に乗る日本に比べると、韓国は勢いに欠けている。最新の世界ランキングで韓国は57位、W杯参加32チームのうち、韓国より下位なのは62位のオーストラリアだけだ。韓国と同グループのベルギーは11位、ロシアは19位、アルジェリアは22位。強化試合では、韓国はホームゲームで0対1とチュニジアに屈した。このような状況の中、韓国のメディアでさえも、「韓国代表の決勝リーグ進出が実現すれば、それは奇跡だ」と報じている。今大会の韓国をめぐる予想はあまり芳しくない。また、代表メンバーの顔触れがかなり変わったオーストラリアや実力があまり伸びていないイランも、本大会でダークホースとなる可能性は低い。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月10日