2014年6月10日  
 

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「刃物男に立ち向かった少年」に複数の大学が熱視線

人民網日本語版 2014年06月10日13:24
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刃物男に勇敢に立ち向かい、頭部等に怪我を負ったため大学入試に参加できなかった柳艶兵君と易政勇君に対し、中国国内の各大学が熱い視線を送っている。清華大学など複数の大学が、2人が通う江西省宜春市第三中学高校(宜春三中)および保護者に連絡を取り、追試結果などの各条件を満たすことを前提に、2人を入学させたいと申し出た。人民日報が伝えた。

宜春三中の余斌華校長は、「清華大学学生募集事務室から当校に連絡が入り、柳君が清華大学の受験を希望しており、全国統一大学入試の追試で合格点に達し、清華大学の独自入試に合格すれば、大学入学を認めるとの申し出があった」と実証した。

北京理工大学珠海学院国際教育学院は9日、「柳君と易君を『3+2国際大学学部大学修士課程一貫クラス』の新入生として迎え入れたい。また、彼らが国内外で勉学に励む5年間の学費については、当学院が全額負担する」と表明した。

これより前、南昌大学学生募集就業事務室の担当者は、「関連規定に反しないという前提条件のもとで、柳君と易君の大学進学という夢を叶えるサポートをしたい」との意向を明らかにした。

また、澳門(マカオ)科技大学も、江西省教育入試院に連絡を取り、「柳君と易君を大学に迎え入れたい」と申し出た。

柳君の父親は、「社会の各方面や各大学から、息子のことをご心配いただき、大変感謝している。息子は怪我から順調に回復しており、お粥やフルーツなら食べられるようになった。怪我から回復した後、息子が試験で高成績をマークすることで、社会の皆さんの関心と愛に応えられるよう願っている」と話した。

江西省教育入試院普通大学学生募集所の沈華錦所長は、「刃物を振りかざす悪者から凶器を奪い取った少年の奪い合いは、強い責任感と徳を積む人材を育てるという大学の責任と本分を反映しており、本質的な価値観の発揚に有益で、プラスのエネルギーを拡散させる役割がある。だが、2人が最終的に大学生になるためには、教育入試学生募集部門が定める諸条件を満たした上で、必要な手順を踏む必要がある」とコメントした。

江西省教育入試院は、特別措置を検討中で、柳君と易君の健康が回復し、受験できる体制が整えば、2人に対して「単独試験・募集)」方式で入試を実施する予定という。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年6月10日

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