▽対策の難点 通信キャリアの出番がないこと
一般的な携帯電話迷惑メッセージを抑制した経験を振り返ると、通信キャリアが情報の発信源で厳しい監督コントロールを行ったことが重要な役割を果たした。だがiMessageの迷惑メッセージの場合、事はそう簡単ではない。
iMessageはリアルタイム通信ソフトウエアの一種であり、WiFiや3Gネットワークの下で利用し、通常のプロバイダーによるショートメッセージのルートは通らないのだ。
▽迷惑対策 徹底的な対策を取れるのはアップルだけ
プロバイダーに出番がない上、他社の携帯電話であればユーザーのために迷惑メッセージや迷惑電話をシャットアウトできる第三者のセキュリティソフトも手出しできないのが現状だ。アップルはアプリ管理規定の中で、オンライン販売されるアプリが携帯電話端末のセキュリティの権限を行使し、通信内容を遮断することを認めていない。つまり、アンドロイドではユーザーは迷惑メッセージを遮断する360、騰訊、網秦などのセキュリティソフトを常用して迷惑メッセージを跳ね返すことができるが、アップルのアプリには迷惑メッセージを遮断する機能が備わっておらず、アップルユーザーは手も足も出ないということだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月18日