あるネットユーザーがこのほど、「大学に通うのにかかる費用の計算公式」を発表し、大学に関する消費の現状を数値化し、大学生が無駄に時間を過ごす「コスト」がいくらになるかを計算した。この計算公式が発表されると、すぐにネット上で話題になった。荆楚網が伝えた。
武漢市では、大学でかかる費用はどれほどに達するのだろうか?武漢市の大学生は自分の出費状況に基づき、「武漢版・大学生活に必要な費用」を計算した。多くの学生はこれを踏まえた上で、「授業をサボるコスト」を導き出した。このデータを受け、多くの学生は「両親がこれほどお金を出しているとは、授業をこれ以上サボれないな」とため息を漏らしている。
◆大学4年間の学費・生活費は6万元(約102万円)以上に
武漢市では一般的な大学生の学費は毎年4500元(約7万7千円)に達し、4年間で1万8000元(約30万円)になる。寮費は毎年1000元(約1万7千円)だとすると、4年間で4000元(約6万8千円)になる。食費は毎月800元(約1万3千円)で、夏休みと冬休みを除くと4年間で36カ月となり、計2万8800元(約49万円)に達する。さらに4年間のインターネット料金・通信費は3600元(約6万1千円)、衣料品・学習資料の購入費は4000元、交通費は1000元、その他の雑費は3000元(約5万1千円)に達し、合計すると6万元以上になる。
当然ながら、これは武漢市の大学生の平均値に過ぎない。ネット通販、旅行、コレクションなどの趣味により、大学生の生活費はさらに増加する。中国のオンライン決済最大手「支付宝(アリペイ)」が発表した「大学生オンライン決済報告書」によると、在学中の大学生のネット通販愛好家は、ネット通販に毎年4000元以上を費やしているという。
湖北経済学院経済学部副学部長の厳飛氏は、「これは大学生の目に見える費用のみで、大学4年間には目に見えない費用も含まれる。4年間の学習期間は、仕事をしない4年間だ。仕事をしていれば稼げた給与も、大学通学の目に見えない費用と言える。武漢市で就職した大卒者は毎月平均2500元(約4万2千円)の給与を得ているが、これを基準に計算すると、4年間で12万元(約205万円)の目に見えない費用を支払っていることになる。これに大学生の個人的な支出を加えると、大学4年間の費用は18万元(約307万円)に達する」と指摘した。