工業情報化部(工業情報化省)の度重なる取り締まりと通信キャリアの「他に支障が出たとしても、一つも悪を見逃すまいとする態度」でうち出した対策により、最近は迷惑メッセージに困らされることがめっきり減った。だが米アップル社の携帯電話利用者は別で、メッセージアプリケーション「iMessage」が受信する迷惑メッセージは氾濫状態にあり、ついに監督管理部門もこうした現象に注目するようになった。同部は「通信ショートメッセージサービス管理規定」を制定・発表することを計画しており、迷惑メッセージの問題を真っ先に監督管理の対象に組み込むとしている。だが業界の専門家からは、iMessageの迷惑メッセージ問題を根本的に解決するには、やはりアップルの態度が決め手になるとの声も出ている。「京華時報」が伝えた。
▽悩ましい現状 毎日数件の迷惑メッセージ
アップル社のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」(アイフォーン)を使用する劉さんは、「当社は各大手銀行のクレジットカードをスピード手配いたします。5-8日ですぐに発行、初期費用なし、発行されなければ手数料はいただきません。マネージャーの王まですぐお電話ください。158********」というiMessageの広告メッセージを受け取った。こういうメッセージを毎日数件は受け取るという。「家売りますのメッセージもあれば、アプリケーションのダウンロードを薦めるメッセージもあって、煩わしくて仕方ない」という。
同じくiPhoneユーザーの方さんも、「アンドロイド携帯なら各種セキュリティソフトをダウンロードして迷惑メッセージをシャットアウトできるのに、アップルでダウンロードできるアプリには迷惑メッセージを遮断する機能がないので、どうしようもない」と恨み節だ。
▽アップルのコメント スクリーンショットで通報可能
アップルがiMessageの迷惑メッセージ対策として現在行っているのは、利用者からの通報を奨励することだ。顧客サービス係によると、迷惑メッセージを発見したら写真撮影機能のスクリーンショットを利用して通報すればいいという。