米電気自動車会社・テスラモーターズは11日、中国で「目的地充電(Destination Charging)」プロジェクトをスタートすると、3日内に銀泰集団およびSOHO中国と協力契約書に調印した。これはテスラが、国貿・望京という北京で最も重要なビジネス街を完全にカバーしたことを意味する。オーナーはより利便性の高い充電サービスを受けられるようになる。京華時報が伝えた。
テスラの「目的地充電」は、主にショッピングモール、オフィスビルなどに設置される。オーナーはショッピングもしくは仕事中に充電を完了できる。テスラ中国事業担当者の呉碧セン氏(センは王に宣)は、「目的地充電スタンドはテスラと提携先の協力によって建設される。テスラは充電設備を担当し、提携先は場所と無料の電力を提供する」と語った。
テスラが提供する壁掛け型充電設備は、自家用の車庫に取り付けられる設備と同じものだ。銀泰集団とSOHO中国は取り付けやメンテナンスなどの問題を解消するほか、オーナーの充電にかかる電気料金を負担する。モデルSのオーナーはこの駐車場で無料充電した場合、1時間の充電で100キロ走行できるようになる。
テスラは現在、中国に3軒の「スーパーチャージャー(急速充電システム)」を持ち、そのうち2軒は上海に、1軒は北京に位置する。他にも18軒の目的地充電スタンドがあり、そのうち北京は12軒に達し、杭州・天津・済南は2軒、寧波と南京は1軒ずつとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月19日