スマホ向けチャットアプリ「微信(WeChat)」のモーメンツを使っていると、さまざまな「情報」が随時押し寄せてくる。特定の人からの情報を得たくないとき、読者のみなさんは、彼らをブロックしているだろうか?中国青年報が伝えた。
調査によると、調査対象者の42.6%は、モーメンツで特定の人をブロックすると答えた。面白いことに、ブロックする相手は、「見知らぬ他人(44.0%)」のほか、「職場の上司(27.7%)」「特に親しくない同級生や同僚(18.8%)」「両親や家族(11.6%)」といった、自分の周囲の人々が並んだ。
「モーメンツで特定の人をブロックする」とはっきり答えた人が「ブロックする理由」として挙げたのは、順次、「つまらない情報は要らない(40.9%)」「上司に自分の私生活まで干渉されたくない(28.2%)」「自分のプライバシーを守りたい(24.8%)」「他人の自分撮りや自慢を見たくない(21.2%)」「両親にブツブツ文句を言われたくない(11.1%)」などだった。
江蘇省で働く銭中信氏(仮名)は、「上司はブロックする」とはっきり宣言している。「上司からの圧力が大きすぎる時には、つい上司に対して恨みがましい感情を抱いてしまうこともある」と話す銭氏は、残業をしたくないときや上司のやり方に不服を抱いたときに、モーメンツで一言二言「愚痴」をつぶやきたくなるし、「世界で最も素晴らしいファーストクラス総まとめ」といった、上司がいつも投稿する内容を見ると、上司をシャットアウトしたくなるという。銭氏はさらに、「上司をブロックしている同僚は少なくない。自分の空間を守りたいというのは、誰もが願う共通の想いかもしれない」と付け加えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月19日