2014年6月6日  
 

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下がらない輸入車の超高価格 その理由は?

人民網日本語版 2014年06月06日09:28
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中国では輸入車の価格が並外れて高いが、業界関係者によると、その原因は高い関税と供給不足にあるという。ただ将来的には、中国の開放型経済がさらに発展し、反独占制度が整備され、自動車産業関連政策が引き続き打ち出されることによって、輸入車価格は理性的な範囲に落ち着くものと見られる。「国際商報」が伝えた。

BMWのX6は海外では、排気量や車載機器に応じて39万元から54万元の売値が付けられている。同じスペックのBMW車を中国で手に入れようと思えば、86万元から216万元は払わなければならない。4倍に達する価格差は驚きだが、BMWに限った話ではない。海外では庶民が買える価格で売られている車が、中国では超高級の輸入車となっていることは、以前からすでに知られていた。だが中国は世界最大の自動車市場である。海外の自動車メーカーに勝手な価格を付けられているわけではないだろうが、なぜこのような超高価格が生じているのだろうか。

▽国内外の驚くべき価格差の理由

商務部(省)研究院総合戦略研究室の張莉・副室長によると、輸入車の価格が下がらないのには多くの原因があるが、その一つは税金の高さにある。「輸入車は通常、通関時に25%の関税がかけられ、さらに17%の付加価値税、排気量別の1%から40%の消費税も払う必要があり、総合税率は約66%に達する。各種の費用を加えると、税込価格は元の価格の2倍以上になる」。

需給関係も重要な役割を果たしている。輸入車は研究開発から生産までの高い能力を持ち、中国でも人気が高い。そのため需要に供給が追いつかず、価格が高くても買い手が余る状況となっている。「消費者の行動も輸入車の高価格に拍車をかけている」と張副室長は指摘する。

税金と需給関係のほか、2005年の「自動車ブランド販売管理実施規則」に矛先を向ける声もある。同規則の第6条は、同一の自動車ブランドの販売網計画は、一つの大陸部の企業が制定・運営することと規定しており、業界では「独占代理モデル」と呼ばれている。海外の自動車メーカーは、中国への投資会社設立を通じて、中国での総ディーラーとなり、価格の設定や部品の供給、アフターサービスなど多岐にわたる面で支配権を持ち、中国の輸入車市場の独占状態を保っている。


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