聯想移動業務集団(レノボMBG)はこのほど、ネットショッピング大手・京東商城との間で戦略合意を結んだことを明らかにすると同時に、電子商取引(eコマース)市場向けに開発した携帯電話「S8」を発表した。これにより「中華酷聯」と呼ばれる四大携帯電話メーカー(中興、華為、酷派、聯想)がすべて、eコマース向け製品をうち出したことになる。「京華時報」が21日に伝えた。
このたびの聯想と京東が締結した戦略協力意向の規模は120億元(約1兆2295億2千万円)で、製品の開発協力、営業販売、インターネットの普及拡大、アフターサービスなどで協力を進めていく。聯想初のeコマース向け携帯「S8」は今月28日から京東商城で独占的に販売される。
聯想集団は先月、業務の枠組を大幅に調整し、聯想移動互聯和数字家庭(聯想MIDH集団)の名称を聯想MBGに変更した。聯想MBG中国業務部の張輝総経理によると、今年の聯想の携帯電話のネット販売テスト業務では、大まかな目標として販売台数500万部を掲げるという。
昨年より、各携帯メーカーがeコマースルートの市場を特に重視するようになった。これまで国際携帯電話市場でトップクラスに位置する「中華酷聯」の中では、聯想だけがeコマース向け製品をうち出していなかった。このたびの京東との協力は、聯想がeコマースルートに乗り出したことを物語っている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月23日