国家の食糧安全の重大な需要を満たし、中国のハイブリット米研究の世界トップレベルの地位を固めるため、中国科学技術部(省)は2011年にハイブリット米国家重点実験室の建設を許可した。湖南省科学技術庁が23日に発表した情報によると、湖南ハイブリット米研究センターと武漢大学が共同設立したハイブリット米国家重点実験室は、このほど中国科学技術部による審査に合格した。新華社が伝えた。
袁隆平氏が率いる実験室の研究チームは近年、ハイブリット米の発展の流れを見据え、稲の雑種強勢のメカニズム、稲の発育のメカニズム、ハイブリット米の種の革新と遺伝子の発掘、スーパーハイブリット米の育種、ハイブリット米の栽培と種子生物学、ハイブリット米の高生産量のメカニズムという6つの面から、ハイブリット米の基礎・応用基礎研究を実施した。同チームは国家973計画、863計画などの国家・省・部級プロジェクト、国際協力プロジェクトを約110件担当した。また「超強勢ハイブリット米イノベーションチーム」が、国家重点領域イノベーションチームに選ばれた。
袁氏が主宰する、ハイブリット米の技術研究・応用に関するプロジェクトは、2013年度国家科学技術進歩賞の特等賞を受賞した。第4期スーパーハイブリット米「Y両優900」百ムー試験田の生産量は1ムー当たり988.1キロに達し、世界のハイブリット米大規模栽培の生産量で新記録を樹立した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月24日