電気自動車のプレート抽選を免除 北京が購入奨励策
北京市新エネルギー自動車発展促進センターの陳貴如副主任が7日に述べたところによると、北京市は今年上半期、個人による純電気マイクロバスの購入を奨励するため、いくつかの政策を相次いでうち出す予定だ。補助金の支給や抽選なしでナンバープレートを取得できるといった政策が含まれるという。新華網が伝えた。
陳副主任の説明によると、補助金支給の基準はマイクロバス1台あたり、国からの補助金が最大で6万元、地方政府からの補助金も最大で6万元となる。先に行われた電気自動車購入の奨励政策ではプレートの抽選をなくし、走行規制をなくし、税金を免除するとしていたが、今回の奨励政策は走行規制に触れず、車両・船舶使用税などの各種税金は電気自動車の市場価格から補助金を差し引いた金額に基づいて計算し、納めるとしている。また今回の奨励政策を適用される消費者には一定の条件があり、北京市マイクロバスナンバープレート抽選政策が規定する条件に合致していなければならない。
北京市は今年、純電気自動車5千台の普及推進をはかる計画で、このうち機関と個人による購入が2千台、タクシーやバスなどの公共交通分野での利用が3千台と見込む。
人々が関心を寄せる電気自動車の充電やアフターサービスの問題について、陳副主任は次のように話す。充電設備の設置は電気自動車メーカーの顧客向けサービスシステムに組み込まれる予定だ。消費者が4S店(販売、部品提供、アフターサービス、情報フィードバックを手がける総合的サービス店舗)で電気自動車を購入した場合、同店は購入者が充電設備を設置できる環境にあるかどうかを検討し、条件が備わっていれば全責任を負って設備を設置するという。
陳副主任によると、北京市はこれから公共の充電施設の建設をさらに拡大する予定だ。
比迪亜汽車有限公司の李雲飛総経理助理(社長補佐)によると、同公司には現在、公共充電ステーション、専用充電設備、充電ケーブルの3つの充電方法がある。充電ケーブルを利用した充電では普通の3極プラグ、220ボルト電圧を利用することができ、携帯電話の充電ができる場所であればどこで充電可能だ。フル充電にかかる時間は10時間で、満充電時航続距離は300キロメートルに達する。
李総経理助理は電気自動車のアフターサービスについて、すでに2年の時間をかけて準備を進めており、北京市の比亜迪4S店であればどこでも電気自動車の修理メンテナンスなどのサービスを受けられると話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年3月8日