中国汽車(自動車)工業協会が9日に発表したデータによると、今年上半期には自動車の生産・販売台数がともに1100万台を突破して、安定的な増加傾向を維持したが、販売の伸びが鈍化した。国産ブランド車市場が引き続き低迷し、市場シェアは目立って低下した。新華社が伝えた。
同データによると、上半期の生産台数は1178万台で前年同期比9.6%増加し、販売台数は1168万台で同8.4%増加した。
同協会によると、今年上半期は昨年上半期に比べ、生産・販売の伸びが大幅に鈍化した。特に6月は生産が急速な伸びを維持したのに対し、販売が落ち込んだという。
注目すべき点は、国産ブランド車市場の低迷が続いていることだ。同協会の統計によれば、昨年上半期に比べて、今年上半期は国産ブランド車の市場シェアが3.48ポイント低下して37.68%になった。国産ブランド乗用車の市場シェアは同5.41ポイント低下の22.24%だった。今年6月は、2009年以降で国産ブランド乗用車のシェアが最低の月になった。
国家統計局と同協会が同日発表した自動車産業景気モニタリングの結果によると、全体としてみると、自動車産業は引き続き正常な範囲で調整が行われているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月10日