2014年7月7日  
 

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人民日報社説 歴史の悲劇を繰り返すことは断じて許さない

人民網日本語版 2014年07月07日11:26

 77年前の今日、日本軍国主義は横暴にも宛平城を砲撃し、盧溝橋事件(七七事変)を引き起こして国内外を驚愕させた。これは中国への全面侵略戦争の開始を示し、中国全民族抗日戦争の出発点となった。この戦争は中国国民に空前の災禍をもたらし、中華民族を徹底的に目覚めさせ、粘り強く奮起させるとともに、世界最初の反ファシズムの戦場を切り開いた。

 民族の生死存亡の鍵を握るこの時、中国共産党は外敵に抵抗し、反撃を加える最初のラッパを吹き鳴らした。中国共産党の提案で築かれた抗日民族統一戦線の旗の下、国共合作を基礎に、中華民族は万民が心を一つにし、志で城を成し、各党、各民族が共通の敵に対して一致団結して敵愾心を燃やし、国難に共に立ち向かった。中国国民党と中国共産党の指導する抗日軍はそれぞれ正面の戦場と敵後方の戦場での作戦任務を担当した。8年間の血みどろの奮戦を経て、軍民の死傷者3500万人以上という甚大な犠牲を払って、中国人民抗日戦争は偉大な勝利を勝ち取った。これは中華民族の偉大な復興の道程における重大な転換点であり、世界反ファシズム戦争の勝利にも不滅の貢献を果たした。

 正義と邪悪を混同することは断じて許さず、歴史の悲劇を繰り返すことは断じて許さない。今日、われわれが全民族抗日戦争勃発77周年を記念するのは、歴史の真実性と厳粛性を尊重し、維持し、人類の尊厳と良識を守るためだ。歴史の中から知恵と啓発を汲み取り、未来を切り開く精神力を獲得し、平和的発展の道を揺るがず歩み、世界平和を揺るがず維持するためだ。こうした記念は、平和を愛する世界の全ての人々にとっては、文明の共通認識の合流であり凝集だ。事実を顧みず、歴史を改竄する者たちにとっては、注意であり警告だ。民族の復興の尽力する中国国民にとっては、民族の精神と魂の宣伝であり謳歌だ。

 骨身に刻んで忘れない77年前の盧溝橋事件を振り返り、1840年以降の中華民族の屈辱の歴史を振り返ると、その直接的原因は国家がひどく貧しく、弱かったことにあり、根本的原因は強国富民の発展の道を見いだしていなかったことにある。今日、中国共産党の指導の下、われわれは中国の特色ある社会主義の道を切り開いた。この道に沿って、中国は世界が注目する発展を遂げ、斬新な姿で世界の民族の中に屹立し、中国国民は歴史のいかなる時にも増して中華民族の偉大な復興という目標に近づいている。そうした時であればあるほど、われわれはなおさらに歴史を銘記し、中国の特色ある社会主義を大切にし、終始堅持し、たゆまず発展させ、自彊息(や)まず、一致団結し、民族の復興という偉大な夢を共にかなえる必要がある。


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