最近、世界最高の寿司職人と呼ばれる小野二郎さんの高級すし店「すきやばし次郎」が北京に出店するとの報道があったが、同すし店を運営する次郎インターナショナル株式会社は17日、「その計画はない」と否定した。人民網が報じた。
次郎インターナショナルのスタッフ山田さんは取材に対して、「『すきやばし次郎』が北京に出店するという報道は正しくない。そのような計画はない」とし、起業家のJohn Zing氏が「すきやばし次郎」に約80万ドル(約8100万円)を投資したと報道された件に関しても、「事実無根」と否定した。
北京出店を初めに報じたのは、米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」の11日の記事。John Zing氏の話として、「8月に、北京店がオープンする。これで同店は初めての海外進出を果たす」と報じ、メディアの注目を集めた。しかし、「ウォール・ストリート・ジャーナル」は14日、「『すきやばし次郎』が北京出店の情報を否定した」との記事を掲載した。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」 は、John Zing氏について、「中国や海外の料理チェーン展開に長く投資してきた起業家」と紹介し、「北京店で寿司を握るのは六本木ヒルズに切り盛りする店を持つ二郎さんの次男・小野隆士さん」としていた。
11日の報道の翌日、隆士さんは「John Zing氏とは面識がない。でも、客として店を訪れた可能性はある」とコメントした。「ウォール・ストリート・ジャーナル」も14日の記事で、隆士さんの言葉を引用し、「『すきやばし次郎』とJohn Zing氏の間には、ビジネス関係は一切ない」と訂正した。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月17日