リメイク版「キラーウルフ」が31日封切り　範氷氷と黄暁明が出演

中国映画史上最高額の興行収入を記録した米SFアクション映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の中国での上映が終了した翌日の29日、中国を代表する女優・範氷氷(ファン・ビンビン)や人気俳優・黄曉明(ホアン・シャオミン)が主演を務める3Dファンタジー「白髪魔女伝之明月天国（White Haired Witch）」の発表会が開催され、31日に封切られることが明らかになった。楚天都市報が報じた。

新武俠小説の開祖とされる香港の小説家・梁羽生の原作を映画化した93年版の「キラーウルフ(原題：白髪魔女伝) 」では、主役の魔女・練虹裳を台湾の女優・林青霞(ブリジット・リン) が、主役の卓一航を2003年にこの世を去った香港の人気俳優・張国栄(レスリー・チャン)がそれぞれ演じ、香港武侠映画の傑作として今でも名を残している。

それから約20年経った今年、練虹裳を範氷氷が、卓一航を黄暁明が演じる新「キラーウルフ」が上映される。「挑戦」ではなく、「敬意を表する作品」と2人。範氷氷は、「私も暁明も、旧作の大ファン。一生懸命勉強した。でも、リメイク版は旧作とは異なる。私はもともと性格が女侠のような一面もあるのに、その役を演じる機会がなかった。だから、愛してやまない練虹裳の役を今回演じることができて特別うれしい」と語った。