オーストラリア政府は7月31日、行方不明となったマレーシア航空MH370便が墜落したと見られる海域における、船舶2隻による海底測量作業が順調に進展したことを受け、同機の深海捜索が9月にスタートする見込みであることを明らかにした。海外メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
専門家は5月以来、MH370便が衛星通信と最後に交信した場所を含む面積約6万平方キロメートルに及ぶ海域を対象とした海底測量作業を実施してきた。中国の調査船「竺可楨号」とオーストラリアの海底探査船「Fugro Equator」は、引き続き、海底捜索の準備段階となる海底測量作業を南インド洋で続けている。
オーストラリア合同調整センター(JACC)によると、7月30日の時点で、調査船が測量を終えた海域の面積は、「竺可楨号」が2万5千平方メートル、「Fugro Equator」が4万3千平方メートルを、それぞれ上回ったという。
3番目の測量船、マレーシアの「KD Mutiara」は、今月中に測量作業に加わる予定。
JACCによると、関連するデータ分析作業や製図作業は引き続き行われており、9月までに水深測量作業は完了する見込みという。
入札によって請負業者が決まった後、深海捜索作業は9月初めにスタートする予定。
乗客乗員239人を載せたマレーシア航空旅客機MH370便は、今年3月8日、クアラルンプール空港を離陸後まもなく消息を絶った。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月1日