6日間に渡り開かれる第10回中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が、11日に広東省珠海市で開幕した。中国の無人機製造業界のスターとされる「翼竜」が再び登場し、国内外の来場者から注目を浴びた。中国新聞網が伝えた。
翼竜は中航工業成都飛機設計研究所が海外市場の需要に基づき開発した、中空・超航続時間・偵察攻撃一体型を特徴とする多用途無人機で、中国の無人攻撃機の高い開発能力を示す。翼竜の実機は、第9回珠海航空ショーでも展示された。翼竜は今年、より多くの武器とシステムを搭載し、再び登場した。
翼竜の他に、「海鷹」、「彩虹」などの無人機も脚光を浴びた。近年開催されている珠海航空ショーでは、20機種以上の新型無人機が展示されている。
中国の有名な軍事専門家の陳洪教授は、「本博覧会に展示された無人機の試作機は少なかったが、ハイテク技術が多く展示された。海外メディアは翼竜が米MQ-0リーパー(無人機)の設計を模倣していると指摘しているが、前者のミサイルや命中精度などは後者を上回っている。両者の外観が似ているのは、無人機設計の必然的な法則によるものだろう」と指摘した。
中国航天科工集団チーフエンジニアの殷立新氏は、「本博覧会で、多くの海外のバイヤーが、海鷹無人機の購入意向を示した」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年11月14日